気にした方がいいかもしれない訪問元キーワード
Google Analytics と Search Console を導入すれば、自分のWebサイトが表示されたキーワードと、訪問があったキーワードを知ることができます。
SEO対策の結果として、ターゲットを多く含む検索キーワードにリーチできているかなど、成果の面から見ていくことはもちろんどなたも行うことでしょう。
その検索キーワードを、もう少し俯瞰的に活用することもできます。
検索キーワードには、検索する方の知りたいこと、お困り事が詰まっています。当たり前ですが、ニーズが細かかったり、探しに探しても見つかっていないなどの状況がある場合は、検索に用いるキーワードも長くなっていきます。
いわゆる、ロングテール・キーワードというヤツです。
このロングテール・キーワードは当然のことながら、検索数は少ないです。月に数十件から数件しかないものも多数あります。ここに対してSEO対策を講じてもリターンはあまり期待できません。
しかし、着目はすべきです。理由は明快。その商品やサービスに対する購買決定要因が付加されている検索であることが多いためです。
当社の本業の一つに「多言語webサイト制作」があり、定番キーワードは「英語サイト制作」です。ただ、Google Analytics(Search Console)の検索キーワードをずーっと下に見ていくと・・・
- グーグル地図アプリ 有料の場合とは
- 海外と日本のピクトグラムの違い
- ヨーク 中国 自分のサイトに張り付け
- 海外webサイト 文章表現
- 日本海外サイト違い
- 日本語を英語に翻訳するときの注意点
挙げればもっとありますが、上記のような、まるで文章といった検索キーワードがでてきます。
ビック・キーワードでの検索で諦めている(とりあえず見つかったところに問い合わせてみる)方もいるでしょうし、こうした方の内の何割かは、実際上記のような検索を行っていないだけで、本当は相談したいことのど真ん中にあるモノかもしれません。
もし仮に、これらに対してサービスを提供している旨をサイトに掲載すれば、ひょっとしたら見えている検索数以上に引き合いが増える、あるいは確度の高い相談がえら得るかもしれません。
もっと体系的に考えるのであれば、Google Trends のデータを見て流れを読むことも重要でしょう。
細かい検索語から、ニーズを類推してみるのは、新しい見込顧客との接点を持つ上で重要な視点となります。