アクセス解析でまず注目すべきところ

Google Analytics をはじめとした、現在のアクセス解析ツールでは、扱いきれないほど様々な数値、情報を得ることができます。
上級者にとってみれば複雑で高度な分析も比較的容易に行える一方、初心者にはうんざりしてしまう側面もあります。
漫然と日別グラフを眺めるだけでは、何も得られませんので、アクセス解析初心者の方は、まず、以下の様な情報を参考にされることをお勧めします。

離脱が多いページリスト

離脱が多いページには、何かしらの問題があります。Google Analytics では「行動＞サイトコンテンツ＞離脱ページ」と進むことで見ることができます。
離脱が多いページを特定し、そのページのナビゲーション、文章量、文章や画像の質など検討することで、改善のきっかけとなります。

目標に到達したセッションに限定したページ別訪問件数リスト

目標に到達した方が、どんなページを見ているかは重要な情報です。それらのページを訪問者のできるだけ多くに踏んでもらう導線設計は、改善の近道です。
Google Analytics では、「行動＞サイトコンテンツ＞すべてのページ」と進んだ上で、セグメントで「コンバージョンが達成されたセッション」を選択することで見ることができます。

新規顧客とリピーター

Google Analytics で「オーディエンス＞行動＞新規顧客とリピーター」と進みます。初めてサイトを訪れた方と再訪した方に分けて数値を見ることができます。
訪問頻度がコンバージョンに繋がっているのかどうかを見ながら、再訪させる仕組みを検討するのか、それとも、より新規訪問者を呼び込んでの一期一会勝負をするのかなど考えることができるでしょう。
尚、新規訪問者とリピーターという区分は、セグメントして常に用いて、様々なデータを見ると有益な示唆が得られることが多いです。

尚、これらのデータを見る際には、最低でも訪問件数の合計が1,000件を超えるくらいの母集団になる期間を設定すると良いでしょう。