Search Console のキーワードリストから類推できること

Search Console の最も有益な機能の一つは、”どんな検索キーワードで自社が表示されたか” というリストです。
もちろん、『ターゲットとしているキーワードで上位にいるか?』という順位調査目的の視点で見るのが王道なのですが、Search Console の順位に自分のサイトが無い!? で解説したとおり、正確な順位ではないので、このリストの価値を完全に活かした使い方とは言えません。

では、どう見るのかというと、このリストは『Google に自社のサイトがどのような内容だと認識しているのか』ともうちょっと俯瞰的に知るためのリストとして使うのが良いです。
キーワード個々というよりは、同義語や近似語をグルーピング(例えば “価格条件群” とか “技術群” とかです。)し、その順位の高低を見て、強弱を見ていく考え方です。

その分布を、自分たちの顧客層の興味関心、検討材料としてマッチしているのかと照らし合わせて、文章の修正やコンテンツの増設の方向性を判断、実施するという大局的な活用が適しているリストです。

個々のキーワードにこだわる必要がある、一点突破の業界であれば別ですが、多くの BtoB 企業においては、このような Search Console の見方に利がある物と考えます。

順位別にどんなキーワードで認識されているのかは、Access Reporter™ でも一覧で知ることができます。