理解させる工夫「インフォグラフィック」の活用

インフォグラフィックとは、情報をビジュアル表現として伝える手法で、データや文字の羅列にうんざりしないように、デザイン性を重視し、見る人に効率よく理解してもらうための表現手法です。
特に、企業のアウトラインや無形サービスを説明する際には有効な方法です。アニュアルレポートと言った広報資料においても最近よく使われていますね。

 

インフォグラフィック(Infographic)の例

インフォグラフィック(Infographic)の例

 

日本人は、詳細を説明しきって、誤解される余地をなくす志向が強いと言われており、インフォグラフィックを用いたとしても、結局その詳細データと説明をカットできないというジレンマが良くあります。
私も日本人ですので、その気持ちはよくわかります。

ただ、『究極の正確性を閲覧者は求めているのか?』という疑問が残ります。如何に事細かに説明したドキュメントを用意していたとしても、それが “重すぎる” せいで、全く読まれず意味が無い事も多々あります。特に Webサイトにおいてはよくあります。

もちろん、詳細に説明を記載するのは、説明不足に因るクレームの回避や、責任の履行という意味において重要ではあります。ただ、その部分と、興味を惹くための売り文句はページとして分けるべきでしょう。
これをやるためには、線引きがどこなのかを知った上で、ページを分割する必要が生じますね。

Google Analytics のイベントトラッキングは、ページスクロールがどこまで行われたかも把握することができます。ページ上のコンテンツの切れ目にこれを仕込み、どれくらいまでなら呼んでもらえるかについて把握し、適切な文章量を検討することは、実は重要な改善であったりします。
単なるページ別の集計から一歩踏み込んだ分析も検討されてみてください。