グローバル向けサイトとは、英語で書かれているサイトではありません。
新型コロナウィルスの影響で、インバウンドはほぼ壊滅。とはいえ、多言語の需要が無くなっているわけではありません。日本の産業構造として、メーカーが多く、生産や部品供給を海外に頼っている企業は少なくないからです。
それに、今、インバウンドが壊滅しているからといって、国内だけ見るしかない!と海外をわざわざ捨てる企業が多いかというと、そうでもありません。
で、とりあえず、多言語サイトを有している企業というのは多くありますが、その多言語サイト、言語だけ日本語以外にしていても十分ではないということは、ご存じでしょうか?
そんなたいそうなことをいう訳ではありませんが、少なくとも、以下の事を満たしているかは確認しておきましょう。
- 各言語が、適切なドメイン配下で運用されていますか? .JP などの日本国内向けドメインで運用しないでください。
- 格納されているサーバの設定が、国外からのアクセスを遮断しているような設定が存在していませんか?一部のレンタルサーバでは、こういった設定をされていることがあります。
- HTML の言語宣言は、記述している言語と一致していますか?そして、HTML、CSS、Javascript などにコメントアウトだとしても、日本語が残ってませんか?
- 中国本土向けサイトであれば、ICP 登録が正しく、本当にサーバが中国本土にあると確認されていますか?結構偽造、偽装も多いので、ICP 登録番号を公式サイト上で検索し、サーバについては経路を遡って所在を確認しておいた方が良いです。
※単なる訪日外客向け程度であれば、わざわざ ICP 登録までして中国本土にサーバを置かなくても良いですし、次善策としては、香港あたりにサーバを置くというアイデアもあります。
結局、現地の方に見られるものではなければ意味がありませんので、現地から閲覧できる、現地の検索エンジンで不利にならないという点はおさえておく必要があり、その初歩的なものが上記です。
是非、一度確認されてみてください。