本当に Google に認識されているのは何ページ?

Google Search Console のカバレッジレポートは、Webサイトが正しく Google に認識されているのかを知る上で重要なレポートです。クローラーも毎日から数日おきに更新されますので、日々 Webサイトの更新を行う度に見てしまいます。
ですが、このカバレッジレポート、公式ヘルプを見ると ” 500 ページもないサイトであれば、見る意味あまりないですよ。” などと、つれないことが書いてあります。
いや、小さいサイトでも、ちゃんと全ページが認識されているのか気になるじゃないですか!と思って読み進めると、公式ヘルプにはさらに ” Google で site: を使って認識ページ数を見た方がいいよ。” と続けています。500 ページ無いから、カバレッジレポートを使う資格がないのか。。。などと、少々拗ねつつも、Google で「site:」と自社のサイトを検索してみると、あることに気づきます。

『カバレッジレポートよりも、認識されているページ数が多い!?』

Search Console カバレッジレポート

Access Reporter カバレッジレポートの有効ページ数 239 ページ

 

Google SiteSearch

Google で site:access-r.jp とした結果、全 328 件

 

さらに、Google検索結果で、328 件全部見てみて、リストを突合しようとすると、実際 167 件までしか見られなかったりします。

さぁ、”167″、”239″、”328″ のどれを信じればいいのでしょうか?

答えは、あるキーワードの検索にひっかかるページ数を知りたいという前提に立てば “167” を信じ、Google が認識しているページ数を知りたいという前提に立てば “239” を信じるのが正解です。
では、”328″ という数は何なのか。Google 検索結果ヒット数は、リスト全件数を物理的に計算した物ではなく、推定値で計算されます。その推定値が “328” というわけです、そして、条件が詳細になる(この場合は実際の検索結果リストを参照していく)と、実際の数字に近い値を示していくという特性があり、その実数に近いのが、”167″ です。

Webサイトの成長は、カバレッジレポートに加えて、Google で site: と検索した際の数値も参考に、確認していきましょう。