離脱を減らすために、Analytics 目標達成プロセスは必ず設定しよう。
Google Analytics を導入される企業の多くは、何かしらの成果定義が Webサイト上にあることでしょう。問い合わせや資料請求、申込などです。
Google Analytics を導入した直後に、いくつかの設定を行うと思いますが、その中に、目標達成プロセスを設定することは入っていますでしょうか?
Webサイト上の成果の大半は、個人情報を取得することでしょうから、成果地点の手前には、入力フォームがあることが一般的ではないでしょうか。そして、Webサイトの制作者が特に注意を払っていない場合、この入力フォームでの離脱が無視できないほど多いことも一般的です。
入力フォームでの離脱の理由の大半は、『面倒(=そこまでするメリットがない)』『何を入力するのかわからない』『ミスった』です。原因は色々ありますが、主に以下のようなものが挙げられます。
- 入力欄の大きさが十分でない。
- 入力インターフェイスの種類が適切とは思えない。
- 選択入力の場合、その選択肢が適切でない。あるいは、選択必須数が適切でない。
- 必須項目に必須であることが妥当な理由が見えない。
- 任意項目が無駄に多い。(任意ならば不要なのでは?)
- 項目名に造語や一般的ではない略称がある。(これにより、意味が分からなくなる恐れがある。)
- 免許証の写しなど、何かしら別の情報を参照しなければならないのを、入力時点で初めて知る。
- 半角入力項目なのに、IME 制御がされておらず、全角がデフォルトである。
- 電話番号等のハイフン可否強制。
- メールアドレスの確認用入力項目の存在。
- 得られるものに対して、釣り合っていない情報の提供を求められる。(電話でやりとりする必要が無いと思うのに、電話番号の入力があるなど。)
- 入力する内容を考えさせられる(質問の意図解釈に複数の可能性がある)項目の存在。
- リアルタイムのエラー表示によって、画面に表示されているものが都度動く。
- 正しくないバリデーションによるエラー。(メールアドレスなどの過剰なバリデーション。)
これらの1つに当てはまるだけで、30%~70% の離脱増加が発生するというデータも昔から各所で取り上げられています。
目標達成プロセスに、入力フォームを含めて設定することで、こうした問題が発生しているかどうかを知りやすくなります。
一度、ご自身の Google Analytics レポートビューの設定を確認されることをお勧めします。