CMS のパーマリンクを変更することはできるだけ避けましょう。

CMS は、大量のコンテンツを扱う際に非常に便利です。そして、多くの CMS には、検索エンジン対策を鑑みた機能やプラグインが実装されています。パーマリンクと呼ばれる、ページを出力する際の URL ルールを決められるのもその一つです。

このパーマリンクですが、サイトが大きくなるにつれ『やっぱり年月も分けたい』など、体系的なサイト構造を維持するために、変更することがあるでしょう。この際、SEO 対策としてやっておくべき手順があります。

• URL が変わってしまうページ全てに、新 URL への 301 リダイレクトを確実に設定しましょう。
• 旧 URL を Search Console から（少なくとも新ページが大半認識されるまで）削除してはいけません。いずれ勝手に旧 URL は認識されなくなりますから放置が最善手です。
• 新 URL への 301 リダイレクトをせず、面倒だからと旧ページへのアクセスを 404 ステータスにしてはいけません。301リダイレクトを必ず設定してください。
• 当然、canonical 属性タグについても正しく示しているか確認しましょう。
• 新旧 URL どちらでも 200 ステータスが返る（1つのページが複数の URL で表示される）ような設定をしてはいけません。

特に、単純に旧ページを 404としてしまうことはありがちですし、神経質な方は “万全を期す” と勇み足で、Search Console で旧ページを削除、除外設定してしまわないように気をつけましょう。