Google Analytics にデータが反映されない!?
『多少、データ反映に時間が掛かるというのはわかっているけど、いつもより明らかに遅い・・・。』と不安になること、ありませんか?
大体、翌日には今日のデータが分かりますし、リアルタイムレポートであれば、1時間程度前のものであればデータが見られる。という感覚があり、それより遅いと、あれ?と思いますよね。
ひとまず、計測タグが削除されてしまっていないか、GTM (Google Tag Manager) の設定を変えてしまっていないかなど、確認してみましょう。それで異変が見つからなければ、安心してください。
最も可能性が高いのは、Google 側でのデータ反映の遅延です。
一応、Google Analytics ヘルプでは、データ反映までのタイムラグに関する目安を表記しています。無料版の Google Analytics においては、”当日データ” が、20万セッション以下の場合、24時間以内。”1日あたりのデータ”が、1,000万ヒット(ページビューやイベント等、カウントする物の総計)/月間以下の場合、24時間~48時間以内の処理(計算や成型)時間を要します。
これらが、10分間隔でレポートに反映されていきます。
ちなみに、Google Analytics の非標準データと呼ばれるもの(例えば、コンバージョンデータやアトリビューション関連データなど)は、さらに個別にデータ処理期間が設定されており、遅いものは、2日を標準的処理期間としているものもあります。
また、さらにイレギュラーかつ、あまり見かけないケースを挙げると、プロパティが Google アナリティクスによる定期メンテナンスの対象となっている時があります。(これに該当する場合、レポートの表にその影響をお知らせするメッセージが表示されます。)
この場合は、過去のデータが表示されるまで最大 40 日かかるそうです。こんな状況、見たことありませんが、実際見たら冷静でいられなさそうです。
『普段はこんなことない!』という主観だけで不安になって、設定を変にいじってしまわないよう、気をつけましょう。