Googleアナリティクスの「データ保持期間」

2020年8月16日に施行される、LGPD。EU の GDPR のブラジル版みたいなものですが、これに関連した Google Analytics のお話を。

Google Analytics は、2018年5月25日に適用された GDPR への準拠という観点で、2018年4月20日に全 Google Analytics ユーザー宛に、ユーザー単位およびイベント単位のデータ保持に期限を設定した旨のメールが来ていたのを覚えてますでしょうか?
大分昔の話で覚えてないかもしれませんし、その頃はまだ導入していないという方も多いのではないでしょうか。
メールの件名は ” [ご対応ください] Google アナリティクス データの保持と一般データ保護規則に関する重要なお知らせ ” というものでした。
ちなみに、この時点で Google Analytics には、自動的に初期設定値は 26 ヶ月がセットされることになりました。もちろん、変更は可能です。

『え?じゃあ、実は 3 年前のデータは、Google Analytics にもうないって事!?』とびっくりされた方、ご安心ください。確かに、26 ヶ月よりの前のデータは “一部” 削除されていますが、レポートは何の問題も無く参照できます。
何が削除されたかというと、ユーザーID 個別を参照するデータ、具体的にはユーザーエクスプローラレポートなどで見られるものです。
個人情報を保護する目的の規則に準拠した訳なので、個人を特定しない群れのデータについては影響はありません。

先月、Google は、ブラウザのプライベートモードでもデータを収集しているなどと(真偽のほどはこれからになりますが、)訴訟を起こされていたりしますので、今後は、個人を特定する情報をインターネット上で取ることについては、益々センシティブな世の中になってきますね。

ちなみに、Google で LGPD と検索すると、『もしかして: LGBT』となりますが、LGPD 施行日以降はちゃんと個別に扱ってくれるのでしょうか。。。

Google 検索結果 LGPD