PageSpeed Insights の正しく実用的な使い方
PageSpeed Insights には、「速度」と「最適化」という 2 つの分野のスコアから構成されています。『改善策を実装したのに、PageSpeed Insights のスコアが変わらない!』でこれらについて多少詳しく触れています。
「速度」は週 1 回、「最適化」は数分で評価となるソースが変化しますので、週 1 回程度の頻度で PageSpeed Insights をチェックするのが基本です。
加えて、以下の様な点もおさえて利用することをお勧めします。
同じ URL で、5分ごとに 3 回程度計測を行い、課題を拾い上げましょう。
「最適化」スコアは、実施した都度、そのタイミングにおける読み込み状態を反映してきます。ですので、たまたま早い、たまたま遅いにつられて変化するため、タイミングによる当たり外れを平準化するために、調査時には同じ URL でも数回行ってみることをお勧めします。
TOPページだけではなく、いくつかのページを定期的にチェックすることをお勧めします。
PageSpeed Insights は、あくまでもそのページ単体の分析を行います。サイト内で同じサーバ上で動き、多くの共通的な技術、コード、雛形に基づいて構成されているので、TOP ページだけの分析でも 6 割程度はサイト全体を標榜する結果になり得ますが、広告のランディングになっているページや、来訪が多いページ、特にスマートフォンでの利用が多いページ、画像や Javascript を多用しているページなど、重要あるいは特異なものがあるページも合わせてチェックすべきです。
以上を心がけながら、定期的にチェックにかけ、推移を振り返ることができるようにデータを蓄積することが重要です。