Google Analytics の数字をたまには検算しよう

『セッション数 10,000 件、資料請求数 50 件』こんな数字も、Google Analytics を導入していれば、数分以内に知ることができます。なんて便利なツールなんでしょう。
多くの場合、この数字は正しいとして信じれば何の問題もないのですが、アクセス数が多くなるにつれ、サンプリングされた数字、少なくとも実数ではない数であることをたまには気にした方がよいでしょう。
実数でないことに因る数パーセントの乖離は、アクセス数が月間数万程度であればそれほど気になりませんが、もう一桁数字が上がると結構大きな誤差を生みます。

この誤差をもし知りたいのでしたら、サーバのアクセスログから HTML をステータスコード 200 で出力した数と Google Analytics の PV 数を同期間で比較してみることで、測ることができます。

これを知って何が得なのかというと「乖離が不自然に大きい = Google Analytics 計測タグの読み込みに問題があるかもしれない」ということを発見できる可能性があるということです。
HTML / CSS / Javascript などが絡む処理により、タグの読み込みが非常に遅く、計測前にページを移動されてしまっているなどは、他の方法では知ることがかなり難しいです。こうした Google Analytics のせいではない欠損があることに気づいていないサイトを、たまに見かけます。

是非一度、確認されてみることをお勧めします。