Search Console 『data-vocaluraly.org スキーマサポートは終了します』について
Searh Console は検索クエリに関する情報や、サイト内の何ページが Google に認識されているのかを知ることができる、大変便利なツールです。一方、便利だと思って見れば見るほど不安になるツールでもあります。
それは何故かというと、「警告」「除外」「エラー」なども知ることができてしまい、かつ、そのエラーの詳細がテクニカルで、Webサイト制作に明るい方でないと意味が分からず、得体の知れないエラーに対する漠然とした恐怖感を味わうことがあるからです。
・・・は言い過ぎでしょうか。ですが、当コラムの来訪検索クエリは、Google 系ツールのエラー文言が多いことから、やはりちょっとしたエラーでも、意味が分からなければ不安に思う方は多いのだと思います。
で、今回はその一つである『data-vocaluraly.org スキーマサポートは終了します』についてです。ほらもう、謎のサイトが挙がっている時点で、Google を意識したコーディングを行ったことの無い方は不安を覚えますよね。
細かいことはさておき、これが何かというと
” パンくずリスト(※)の書き方を、Google 向けにしてもらっていましたが、その書式である data-vocaluraly.org スキーマというものは、もう Google はサポートしていませんので、変更(削除)してください。 ”
という警告です。
※代表的などのサイトにもありそうなものとしてパンくずリストを挙げていますが、それだけではありません。総じて「構造化データ」マークアップと言われるものは、他にも使われていることがあります。一例としてお読みください。
data-vocaluraly.org という存在自体も、2011年6月にはすでに他の書式に移行してというメッセージを出して終了しており、Google は、一応 2020年4月 まではサポートしていましたが、対象外になったという経緯です。
そして、今では、Search Console のパンくずリストの項目において、この警告が出ているというわけです。
正直、2012年以降、この書式で新規にページを作るわけはありませんので、滅多に見かけないエラーではあるのですが、たまたま最近相談がありましたので、まとめてみた次第です。
解決策としては端的に ” パンくずリストを schema.org という書式で書き換えて ” ください。
正直、元も子もない話をすれば、構造化データとか採り入れなくてもそれほどマイナスはないというのが、筆者の感覚ですが。