CMS を使っている方、URL における解釈の違いに注意しよう

https://example.com/sample と https://example.com/sample/ は、元々は全く違うものを指しています。末尾が / は、ディレクトリ、それ以外はファイルというのが慣例です。ですが、URL 欄にそれぞれを打ち込むと、同じページを出力するケースが多いです。これは何も設定しないと同一と解釈するようになっているためです。
ところが、CMS を導入し、URL の(パーマリンクを)疑似静的化していると、末尾の / 有り無しで、別の物として扱われることが往々にしてあります。

ちなみに、Google も、末尾のスラッシュ有り無しは、(例えば、Google Analytics で同一であるものとして登録していなければ)それぞれ別の物として扱われています。当然、/index.html と / も別物扱いです。
この点を何もケアしていないと、かなり稀なケースではありますが、スパム(あるいは無効な重複ページなどの何かしらのネガティブ評価)として認識されてしまうことがあります。

末尾 / の有り無しで出力が異なるようなケースがサイトにあるかについては確認し、出力差が無いようにサーバや CMS の設定を変更したり、不要な出力は 404 エラーを返すなど、適切な対応を心がけましょう。