末端ページのクロール頻度を上げるには

サイトの規模が大きくなると、Search Console で Google が取得した時点のソースコードを確認した際に、かなり昔のものであったりするページが多くなります。
全く更新していないページであれば特に気にする必要は無く、やむを得ない事ではありますが、何かしらの理由で都度更新を行っているページである場合、できれば頻繁にクロールしてほしいものですよね。

そもそも、Google のクロール頻度は、サイトマップ上でのリクエスト(最終更新日や比重を付けるとか)などで制御することが一般的なようですが、Google はそもそもそれぞれのドメインやサイト全体に、ある一定の評価を行っていますので、その評価が高ければより多くのページを頻度高くクロールし、評価が低ければその逆の状況になります。
これは、様々なところで言われている Web マスターが採ることができる改善策を用いても覆せないものです。

それでもどうにかしたいということでしたら、自分自身でできる範囲としては、サイトマップ云々ではなく、できるだけ URL 上のディレクトリ階層を浅くし、かつ、更新頻度が高いファイルは、できるだけ同じディレクトリに置くことです。
Wordpress などの CMS を用いてパーマリンクで疑似静的化などをしていると、無駄にディレクトリ階層が深くなって、さらに、URL として見た場合にトップページを頂点としたきれいな裾の広がりがあるディレクトリ構成にならないことが往々にしてあります。
そして、できるだけサイト外からの被リンクを増やして(スパムサイトは当然避けた上で)、ドメインの価値を上げることになります。

こちらがリクエストしたからといって、Google がいちいち対応していたらリソースいくらあっても足りないわけで、Google 側が選択と集中をしていると当然考えましょう。その上で、サイトを適合させる条件を考えるというアプローチができると、ハズレのない対策が可能かと存じます。