テキストの長短が有利不利を決める要因なのか?

情報量の過剰な多寡については、UX や SEO において、色々と指摘されることかと思います。ただ、単にテキストが多い少ないが、そのままプラス or マイナスの方向に一方的に直結するわけではありません。
『文字は○文字以上ないとスパムに認定される恐れがある』というような話は、かなり眉唾ものです。仮にページにテキストが十数文字程度しかないとしても、訪問者が知りたいことに十分答えている内容であれば何ら問題が無いわけです。

実際 Google は、文章を読んで判定する技術を進歩させているので、文字の多寡よりもオリジナリティが優先されますし、結果として適切なキーワードと紐付けられるわけです。
(まぁ、文字数が少なければ、他のサイトのどこかのページと類似する可能性や、他のサイトがより詳しく書いていることで相対的に劣後する可能性は高まりますので、その方向性において SEO 視点の不利益は発生しえますが。)
もちろん、十分な知識を得られる前提であれば、より文章が少ない方が閲覧者にとっても良いといえます。

つまり、文字量が少ないことは、プラスマイナス双方に働く可能性があります。

では、長すぎる文章がどうかというと、一般的などこでも得られるような情報であれば、内容が散漫、希薄であるとして閲覧者に避けられるでしょうし、Google からも避けられるでしょう。一方、専門性が高いなど、説明しきるのはその量が適切であるといえる情報であれば、求めている方にとっては貴重であると言えます。

かなり当たり前のことを言っていますが、単に文章の長短は何かを直接変動させる要因ではなく、情報本来の価値と性質に合わせて適度が存在するわけで、それを見極めて書くというのが正しいです。

見極める方法は、母集団を区切って直帰率や離脱率を分析するという方法が、実践的と言えるでしょう。