地味だけど重要なページって何を思い浮かべますか?

BtoB企業の Webサイトにおいて、コンバージョンを得る上で重要な情報(ページ)について、あなたは、ぱっと思いつくでしょうか?

ページ別に閲覧数(ページビュー数)を集計すると、BtoBサイトの場合は、コンバージョンしているセッションの閲覧経路に会社概要ページが入ってくることが多いです。
検討している商品やサービスに適合していることを確認した上で、信用できる会社かどうかや、社内報告用に委託先候補企業の情報をまとめるなどの用途で閲覧されているだろうことは、容易に想像できます。
他にも、商品サービスの基本情報(スペック)といった地味なページも欠かすことはできません。

『地味だけど重要である会社概要』というのは、誰もが理解しているはずですが、意外に忘れてしまって落とし穴になることがあります。
それは、ランディングページを制作した場合です。
広告の受け皿として利用されるランディングページですが、営業色を強くしすぎるあまり、実績、料金、強みなどを全面に配置し、会社概要が見当たらないということにしてしまい、それが理由でコンバージョンが得られないと言うことはよくあります。

そもそも Webサイトを制作する際、多くはマーケティング担当者やWeb管理者といった、直接お客様と接しない方が作るケースが極めて多いため、営業が実際に現場で見込顧客に(勝利の方程式として)説明することが抜け落ちてしまうことがよくあります。
時に、雑然とした事実は整然とした論理より正答に近いこともありますので、営業現場の声も取り入れ、より営業力のある Webサイト作りを検討することも一考に値するかと思われます。

こうした気づきも、アクセス解析を何度もやっているとぱっと浮かんだりします。データを定期的に、客観的に、俯瞰的に見るというのは、新しい視点を見つける良いトレーニングになります。