訪問者数と訪問件数について、どちらをベースにするか考えるべき。

Google Analytics をはじめとした、アクセス解析ツールのほとんどは、訪問件数(セッション)を中心にして各数値が計算されています。
目標到達数を見る際に、多くの方は何も違和感なく、それが訪問件数ベースであることを許容しています。

ただ、BtoB 企業の Webサイトにおいて、これを漫然と受け入れているのは、常に問題ないとは言い切れません。

例えば、目標が、引き合いの(問合せの)獲得であった場合です。営業活動である引き合いの獲得において評価されるのは、新規訪問件数でしょう。これはつまり、会社数になります。
同じ会社の Aさんに会った後日、Bさんと会っても、おそらくそれは、新規訪問1件(1社)とカウントされるのではないでしょうか?
この場合は、訪問件数と訪問者数は、見るべき数値を分けて考えるべきです。

目標到達数や集客面は “訪問者ベース”、行動分析やサイト内分析は “訪問件数” というような考え方を持つ方が、課題定義の精度が高くなるでしょう。

実際、ここまで考えなくても良いかとは思いますが、無意識に許容していることを見直してみるのも、新しい発見をする上で重要です。