再訪問に注目すべき。

BtoB ビジネスは、年間で繁閑がある程度固定的になります。企業には、当然ですが予算取りの時期があるためです。営業活動で重要なのは、覚えてもらい、その時期が来たら確実に声を掛けてもらう事です。Webサイトにおいても、この事は変わりません。

すでに名刺をいただいている相手には、予算取りの時期から逆算して営業がアプローチを掛けるのですが、Webサイトの場合は、予算取りの時期に見込顧客の方から訪問してもらうという、都合のいい状況を作っていく必要があります。(作ろうと意識的に努力することが必要です。)
定期的に情報発信を行い、たまに見に来る必要があると思ってもらうとか、様々な検索キーワードで顔を出しているというような状況をイメージし、地道に取り組みましょう。

この取り組みが上手くいっているかどうかは、再訪問の件数推移や訪問頻度の推移を見ればわかります。単純なこれら数値の増加を目指すのが一番確実で簡単な目標であり評価方法ですが、より細かい分析をしたい場合は、以下のような視点も考えられます。

2回目の再訪問セッションが初回訪問時に見ているページ

再訪問したという事実の背景は、”価値のある(再訪問のきっかけになる)何かしらの情報が得られたので、発生(再訪問)した” と考えても間違ってはいないでしょう。つまり、再訪問した方を母集団として、初回訪問時に何を見たのかを知ることで、何を見せればいいのかの手がかりを得られます。

3回以上の訪問頻度を持つ方が Webサイトを訪問する平均日数間隔と平均ページビュー数

いわゆる常連さんが、どのくらいの周期で Webサイトに訪れてくれているかという情報は、期待されている更新頻度を測るうえで注視すべき数値です。そして、この母集団の平均ページビュー数は、求められている情報量といえるでしょう。
記録された日数間隔よりも短い頻度で、平均ページビュー数よりも多い情報量で更新(もちろん期待されている情報を更新)することができれば、最高レベルの運用状態と言えるのではないでしょうか。

新規訪問者の獲得も当然ながら重要ですが、それ以上に、自分の会社を気にしている方々として定着してもらう事はもっと重要です。

再訪問に注目した考察を3ヶ月~6ヶ月に一度程度は行ってみられることをお勧めします。