アクセスしているブラウザ情報に必要以上に悩まされないこと。
当社は、Web制作も行っていますので、クライアント様との仕様定義の中で、当然、対応OS、デバイス、ブラウザの範囲を決定して制作に掛かります。
その際に、クライアント様は、アクセス解析データ上にある、アクセスしてきているブラウザの情報を参考にされたり、公開されているブラウザシェア統計情報などを参考にされます。
公共性が高いサービスを提供されている企業や団体は、載っているブラウザ全てに対応されるのも良いでしょう。ただ、レガシー(昔の)ブラウザを対応範囲に含めると、それだけ表現力や利便性において、競合他社に劣後する可能性があります。
ブラウザの世代を複数対応し、より広いエンドユーザーの利用を担保するのと、表現力や利便性で快適さの品質を得ることは、トレードオフの関係にあります。
冷静にブラウザシェアを鑑み、アクセシビリティを担保する範囲を限定することを考えるべきでしょう。(今やブラウザも自動アップデートですから、最新版モダンブラウザだけを相手にするのが昨今のスタンダードです。)
特に、最近のブラウザは、自分自身を偽れます(いわゆる User Agent 情報を偽装できます)ので、当社のような制作会社は一部の検証として、”PC Windows Chrome 最新版” なのに “iOS13 Safari” などでアクセスしたりしますし、何でしたら、かっこいいという謎の理由だけで “Netscape Navigator 3” などと設定している一般の方もいます・・・。
数字を信じすぎるあまり、Webサイトの魅力を毀損してしまわないよう、ご注意を。