Webサイトの質を保つための基本(SEO対策的なお話)

Webサイトにおいて、広告に頼らない重要な訪問経路の一つは、Google検索結果(オーガニックリスト)です。特に、顧客が限定される BtoB企業にとっては、かなり重要度の高い訪問経路です。
アクセス解析においても、大きな一つのテーマにもなる、SEO対策。手がかりとなるのは、PageSpeed Insights で得られる示唆です。

具体的な PageSpeed Insights から得られる改善点を見る前に、Webサイトの質を保つために最低限守るべき事があります。
今回はとりあえず、ありがちな 3つのポイントを挙げさせていただきます。

HTML のバージョンの宣言を行い、厳格に守る。

HTML5 と宣言しているのに、書式が HTML4 系であったり、バージョンが混在していたりすると、当然ながら問題です。
ページがちゃんと表示されているから OK とは言い切れません。ブラウザは多少緩く解釈してくれますが、Google はこれに対して結構厳格です。

コピーページ誤認に気をつけましょう。

CMS などを利用していたりすると、1ページに対して、パラメータが付いたいわゆる動的 URL でも、それを見た目上なくした、静的 URL でもアクセスできたりしてしまいます。
canonical 属性 link タグを利用して、URL を 1本に絞りましょう。
また、自社の Webサイト外に、自社のコンテンツを提供している(例えば自社の記事を、どこかの媒体に寄稿しているなど)場合、有り体に言うと、本家本元なのにパクりと見なされてマイナス評価になることが多いです。
これにも気をつけましょう。

短いセンテンス、そして、センテンスが全く違うテーマとなるページを作らない。

ありがちなのは FAQ ページとかです。そのページ( Webサイト共通のナビゲーションなどを排除した)オリジナルな情報が少なすぎると、マイナスの評価を受ける場合があります。端的に得られる情報が少ないことは良くないという考え方ですね。
そして、FAQ一覧などを作ると、その短いセンテンスが多数並び、それぞれ全く違う内容を解説したページができあがることになります。この場合、情報が整理されていないとして、やはり評価が低くなります。

PageSpeed Insights や、SEOについて誰かに相談する前に、以上の事を常に保った Webサイトを維持するよう心がけましょう。