Google Analytics の「概要」で見られる数値の定義まとめ

Google Analytics の「オーディエンス>概要」でグラフの下に表示される各数値の基本的な意味をまとめてみました。
前提として、以下の説明の中で “Webサイト” という言葉を用いていますが、これは、Google Analytics を導入している、自分(自社)の Webサイトを指しているとします。

ユーザー

Webサイトに訪問した、ユニークなブラウザ数をカウントしています。
Google Analytics は、計測タグを読み込んだ際に、そのブラウザ宛てにユニークな Cookie を付与しますが、この Cookie のユニーク数という方が、厳密に正しいです。

新規ユーザー

Webサイトの Cookie を持っていない、あるいは、持っていても 180日より前(デフォルトの設定の場合)の Cookie しか持っていないユーザーの数です。

セッション

Webサイトに訪れた全てのユーザーの総訪問回数です。1ユーザーが 2回訪れていれば、2セッションとカウントされます。
尚、デフォルトの設定で、Google Analytics の計測タグを 30分以内に読み込んでいない、あるいは、午前0時を経過するとセッションは途切れます。その後再び訪問すると(Webサイトの Google Analytics 計測タグを読み込むと)、別のセッションとして加算されます。

ユーザーあたりのセッション数

セッション数をユーザー数で割った数値です。(1ユーザーあたりの)平均訪問回数とも言います。

ページビュー数

Google Analytics の計測タグを読み込んだ総回数です。計測タグは大体の場合 1ページに 1つ埋め込まれているため、ページビュー数と読んでいます。

ページ/セッション

ページビュー数をセッション数で割った数値です。平均ページビュー数としてなじみが深い数値です。

平均セッション時間

1セッションあたりの Webサイト滞在時間の平均です。尚、最後に閲覧したページの滞在時間は正確には不明となるので、計算から除外されています。ただし、直帰率の説明にある直帰したセッションは、0秒として扱われて算入されています。
余談ですが、別のレポート画面で出てくることがある「平均ページ滞在時間」とは直帰の扱いが異なりますので、混同しないようにしてください。

直帰率

直帰とは、セッションの内、Google Analytics の計測タグを 1つだけ読み込んだものを指しています。全セッション数に対する、直帰の割合を指しています。

名称と内容が微妙に違うものもいくつかあり、集計される数値の背景を知っておくとより正しい判断ができたりしますので、覚えておきましょう。