BtoB 企業において、アクセス解析担当者に向いていると勝手に思う人物像

一言で「営業マン」ですかね。

解析実務自体には向いていないかもしれませんが、性質的にかなり向いていると思います。

現在の日本において、多くの BtoB 企業の Web サイトは、受注よりも手前に役割を持っていて、受注まで間接的な手段(メールや電話など)も含めて、人間同士の接触無しで行くのはそれほど多くありません。
Web サイトから営業担当への引継が発生します。

後工程を知っている人間が、前工程の方向性を付けるのは理に適っていますし、何より営業向きな人間は、その業務上、プロセスにおいては精度よりも効率、結果が重要。という思考を持つようになります。(筆者個人の見解です。)
解析や分析は、丁寧に、間違いなく・・・という心理が働きます。これは間違っていませんが、Web においては、100%の精度を求めるよりは、80%の精度でむしろスピードの方が重要です。確実にこれが正解というものはなく、ある程度の理論や決めた方向性の枠内に基づいた、トライアンドエラーの試行回数(とその分析)こそが成果と正比例します。

間違えても、くじけず次行くぞと言える方、間違えた時のリカバリーの経験が豊富な方、諦めずに反復できる方・・・。
そう考えると、営業マン、特に対面での新規提案営業が得意な方、アクセス解析に向いていると思うんですよね。
いや、アクセス解析に関する知識は身につける必要はありますけどね。
(全部筆者の個人的な見解です。)

優秀な営業マンは、攻めどころを見つけるのが上手いので、着眼点、課題発見は得意分野ですし。