BtoB 企業における “イベントトラッキング” の使いどころ

Google Analytics で集計可能な “イベント” ですが、これを利用されていない企業も多いと思います。実際、計測タグを入れれば十分とお考えだと思いますが、こんな場合は、イベントトラッキングを利用するのをお勧めします。

電話

BtoB 企業の Webサイトで問合せとなると、フォーム以外にも、電話での問い合わせもあったりしますよね。電話番号をクリックした回数を、イベントトラッキングとしてカウントすることができます。

資料ファイルダウンロード

Google Analytics で PDFダウンロードをカウントしたい。 というコラムでも取り上げたところです。HTML 以外のページは、Analytics の計測タグを埋め込めませんが、ダウンロードボタンをクリックしたことは、イベントトラッキングでカウントできます。

動画再生

ページを遷移しないクリックアクションは、イベントトラッキングでキャッチしましょう。動画の再生はまさにこの象徴的なイベントです。

サイト間の移動

コーポレートサイト以外に、別ドメインで特定商品の Webサイトを有しているといったケースであれば、このドメイン間の移動を、イベントトラッキングで把握できます。

ページ内にある複数の同じリンク先へのアンカー判別

グローバルナビゲーション、フッター、本文中など、1つのページの中で、同じへー時へリンクしている部分があったりしますよね。その中で、どこがクリックされているかを知るために、イベントトラッキングを使うという手があります。

読了率（どこまで読んだか）

イベントトラッキングは、スクロールに反応させることもできます。長大なページであれば、どこまでスクロールしたか、つまり、どこまで読んだ（見た）かを知ることができます。
ランディングページで有効ですね。

このように、イベントトラッキングを使うアイデア次第で、ページ単位よりも詳しい知見を得ることが可能です。イベントトラッキングをすることで、ページのカウントが減ってしまうなどはもちろんありませんので、細かく知りたいページにおいては、積極的にイベントトラッキングを活用してみましょう。