直帰率がどうやっても下がらない。と諦める前に。
直帰が多いことは最もわかりやすく大きな問題ですので、直帰率関連のお話は、『”BtoB企業のWebサイトでよくある” アクセス解析あれこれ』で何度か取り上げています。
理論だけで言えば、直帰率を下げることについてはいくらでも言うことができますし、大体もっともらしく、納得してしまう理論が多いです。
ただし、やってみると、そう簡単に直帰率が下がるわけではありませんし、直帰率が下がったからといって、成果が比例して増えるわけではありません。
一般論としてのわかりやすい直帰率の改善の多くは、単に「そのページで離脱しない様にすること」を述べていることが多く、成果に繋げるために直帰率を下げる論の多くは、抽象的であったりすることが多いです。
ですので、納得しても実現できないようなことが多く起こります。(このコラムの内容もそうかも知れませんが。。。)
直帰率を検討する上で、あなたの Webサイトに原因があるとは言い切れません。閲覧者にも事情があるのです。
再訪率や訪問頻度を見てみる価値はありますし、サイト構造やナビゲーションを修正するのも改善する可能性がある施策です。ただ、それ以前に、まずは直帰していない人たちに注目してみましょう。
直帰していない人が、いつ(曜日や時間帯)に多く、そして、どれくらいの時間を割いてくれているのかを見てみましょう。
そして、その情報から直帰率を下げるという方向(だけ)ではなく、メールマガジンや新しい情報のリリース、営業活動にフィードバックしましょう。
相手の都合が良さそうなときに来てもらう事は、直帰率を下げるだけではなく、あらゆる企業活動において最も確実な方法です。