Google Analytics を導入する前に熟慮すべき、1点。
アクセス解析ツールとして Google Analytics を導入するメリットは、大きく 2つあります。
- 無料。
- Google広告、PageSpeed Insights 等、多様で有用な Google ツールと連携できる。
少ないように思うかもしれませんが、この 2つのメリットは、それぞれ他のツールがかすんで見えるほど強力なものです。
そして、このテーマの答えである導入前に熟慮すべき 1点は以下の通りです。
- データの所有権が Google に帰属するため、企業によっては、社内ルールに抵触する可能性がある。
大企業では、コンプライアンス抵触の恐れとしてよく指摘されることですが、とはいえ、ITP の件(インターネット行動を収集する事について制限加えるため、主にブラウザに実装される機能)もあるため、自社の Webサイトにアクセスしてきた方の個人情報を社外( Google )に共有することが問題になることは昨今では少なくなってきているでしょう。
導入前に、しっかりと情報を収集し、問題ないことをある程度確認した上で、法務やコンプライアンスに確認されると良いでしょう。(何も準備なしに導入していいかを確認すると、細かく検証されることなく却下されることもよくある話です。)
他にも、有償のツールに比べた場合、エッジの効いた機能はありませんし、サポートがほぼないなどが比較劣後として挙げられることもありますが、それはデメリットではなく、単に目的に合っているかいないかだけの話です。
導入前に、会社全体としてリスクがないことを確認しておくことが、何よりも重要です。