Search Console でエラーが出ている!と驚いたら、まず・・・
まず、落ち着いてください。『だって、サイトに何も変更加えてないし!』と仰られるのであれば、あなた以外の誰かがサイトを更新していてそれをご存じないか、あるいは、Google のそのツールのロジックが変わったから以外に理由はありません。
といっても、エラーが出ているのは気になりますよね。ただ、そのエラーは、実は “幻” かもしれません。
どういうことかと言うと、Search Console は、当然リアルタイムのデータを反映できているわけではありません。概ねほとんどのレポートの横軸は日付になっていて、その直近日付は昨日以前であることや、画面右上の最終更新日をご覧になれば分かると思います。
さらに、下の画面をご覧ください。上と同じ「モバイルユーザビリティレポート」6/29 時点のグラフで、赤枠部、6/25 にはエラーが記録されています。ですが、6/25 ~ 6/29 まで、特にエラーについて改善はおろか、該当するページ自体に何も変更を加えていません。
ですが、レポートでは、エラーが翌日に解消しています。
つまり、巡回したときにたまたま何かが起こり(CSS が読み込めなかった、サーバが重くてアクセスできなかったなど)、エラーと判断されただけで、それは “幻だった” というわけです。
幻かどうかをすぐに確かめたいのでしたら、リアルタイム(あるいは Search Console よりも確実)なツールの結果を参照してください。
- Search Console 「検索パフォーマンス」
→ Google キーワード検索結果 - Search Console 「カバレッジ」
→ Google サイト内(”site:” や URL を検索)検索結果 - Search Console 「ウェブに関する主な指標」
→ Google PageSpeed Insights - Search Console 「モバイルユーザビリティ」
→ Google Mobile-Friendly Test
焦らず騒がず、本当に解決すべき課題が存在しているのかを確かめてから動きましょう。