Google Analytics コンバージョン値、その単位に気をつけなければならないケース。

Google Analytics のコンバージョンに記録される数値の単位は、何だと認識されていますでしょうか?ページビュー?セッション?ユーザー?
正解は、セッションです。つまり、1 つのページを一連のセッション内で何回表示させようとも、カウントは 1 件となります。
コンバージョンが、指定した URL へのページ到達である場合は、そのページのページ別訪問件数が集計されていることになります。

コンバージョンの単位がセッション(ページ別訪問件数)であることが、同じ目標到達地点を複数回踏む可能性があるサイトで問題になるケースがあります。

同じ目標到達地点を複数回踏む可能性があるサイトとは、多品目を扱い、それらをショッピングカートでピックアップして回るようなECサイトや、オプショナルツアー付き旅行販売のように、メインのサービスを購入した上で、さらにオプション的なサービスを購入する可能性があるサイトあたりです。
これらに関わらず、『購入完了』(のような Google Analytics 上の目標になる)ページの URL が、何を購入しても、何回購入しても同じものになっているサイトに関しては、Google Analytics のコンバージョンの単位がセッションであることが問題になり得るでしょう。

複数購入しても、同一セッション内であれば同じ目標設定には 1 件しかカウントされないことを念頭に、果たしてご自身のサイトはそれでも問題ないかを検討しましょう。
もし、問題がある場合は、Google Analytics の eコマース機能を利用し、販売実績ベースの管理を行うべきです。