Google Analytics で見られなくなった、接続元ネットワーク情報を知るには?
BtoB企業にとって、自社の Webサイトの閲覧者に見込み顧客がいるかどうかは、おそらく最も重要な情報でしょう。
Google Analytics のユーザーレポートの一つに、ネットワークがあります。また、同じようなものとして、インターネット上の 2019年初頭くらいまでの記事には『集客のチャネルレポートからネットワークドメイン別のレポートが見られる』といったようなものが見られます。
ですが、これらを今実際に見てみると、ほとんど “(not set)”。ITP、インターネット上のプライバシー保護の潮流により、機能しないものになっています。
身も蓋もなく言えば、Web担当のマーケターが会社にわかりやすく貢献できるのは、『うちのサイト、こんなに見込み客が見てますよ!(なので、営業にプッシュさせましょう)』という報告だったりしますので、なんとかして、接続元のネットワーク情報を知りたいと思っているのではないでしょうか?
どうしても接続元のサービスプロバイダー・ネットワークドメインを知りたいという方には、うってつけの Google Analytics プラグインがあります。
接続元のサービスプロバイダとネットワークドメインを復元し、Google Analytics に保存させる無料のプラグインです。
ただし、そもそも Google Analytics が保存せずに削除しているデータをわざわざ元に戻すツールなので、Google Analytics 自体は好意的なツールとは見ていないでしょうし、ITP に逆行するツールでもあるので、どうなんでしょう。
一応、『GDPR、CCPA には抵触してないから問題ないよ!』と言っていますが、まぁ、そこは確かにそうでしょう。それら規則は、そもそも許可さえユーザーから得れば何でもいい(言い過ぎ)的なものですし。
とはいえ、このプラグインを使っても、独自ドメインのネットワークでない企業接続までしれるわけではありません(OCNの一般回線使ってアクセスしてくれば、OCN から接続していると出るだけ)ので、その点はご留意を。