サイト内分析を行いたいのであれば、セグメントを利用しよう。

あらゆる数字は、「直帰」と「直帰以外」で分けて見ると、実態を把握しやすいです。
「直帰」は、訪問元とランディングページの関係性を示すデータとして有益ですが、一方で、サイト内の品質を見ていく上では、ほぼ何も得られないデータであるからです。
直帰が多い、つまり、大きな課題があることを認識することは重要ですが、どう改善するかを考えることはさらに重要です。1 ページ(ランディングページ)上で何が起こったのかさえ分からない直帰を見ても、何も得られることはありません。

直帰したセッションは、あらゆるデータを悪い方向に大きく引っ張りますので、直帰率が 30% 程度を超えているようであれば(大体のサイトは超えていると思いますが)、少数ながら存在するであろう成功パターンを見つけるのはかなり困難になります。

サイト内を分析し、課題と、改善の方向性を見つけたいのであれば、直帰以外のセッションのみでデータを見てみることも必要です。直帰を除くと母集団が小さくなってしまうかもしれませんが、推論を立てる何かしらの手がかりが見つかる可能性は期待できるでしょう。