PWA(Progressive Web Apps)ってどうなったの?
鳴り物入りで登場してから、なんかいまいち盛り上がっていない感のある PWA(Progressive Web Apps)ですが、PageSpeed Insights の評価の一角を占めているので、Web担当者からすれば、仮に自社のサイトがそこまでモバイル向きな内容ではないにしても、Google の検索結果順位に影響があるのではないかと、対応すべきかどうか迷い続けている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
結論的には『アプリを作るほどでもないが、Webサイトの訪問者の半数以上はスマホで、正直有効な問い合わせもぼちぼちあるので、スマホサイトにも力を入れている。』というのでしたら、導入を考えても良いかもしれません。ポイントとしては、スマホから有効な問い合わせがゼロではないというところでしょうか。
PWA の公式サイトを見れば掲載されている事例を見ることができますが、PWA のサイトは、HTML ベースの Webサイトと比較して、圧倒的に直帰率が低い、コンバージョンレートが高いという事例が多くあるためです。
確かに、そんな劇的な結果に至っている事例の多くは、スマホユーザーだらけの BtoC サービスサイトではあるのですが、BtoB とはいえ、問い合わせしてくるのは企業における担当者という個人ですし、何より、PWA の強みは、「オフラインでも使える」「プッシュ通知が可能」であることです。
『電車で移動中に情報収集して、気になったサイトをピックアップし、後でじっくり検討する』という行動を推定したことがあるマーケターであれば、PWA 以外でそれを実現するというのはある意味遠回りでしかないように思えます。
PWA は、競合他社も導入してるから当社も。という得体の知れない新技術では無いので、上記に思い当たるところがあれば、専門企業に相談してみるのも悪くはないでしょう。