外部リソースは必要なモノだけ読み込んで。
API やらプラグインやら、自分で作るのは到底無理なものを無料で提供してくれる、世の中にはやさしい(?)方々がたくさんいることで、華やかな Web サイトが手軽に作れる昨今です。
ただ、便利だからというだけで、あれもこれもと頼っては、色々な問題に直面することがあります。
- ブラウザのバージョンアップについて行けずに、最新ブラウザで動作しなくなるものも世の中には多々あります。
- セキュリティリスク報告に対して、迅速に対応を行っているものばかりではありません。
- 当然、様々な環境下で使われることを前提としているので、汎用的に作られているため、実装に不要な挙動やソースコードがどうしても出てしまいます。
- API の場合は、接続元がサービスを終了したり、時にサービスを有料化したり、接続仕様を変更したりする事を常に意識していく必要があります。作ったら終わりではありません。
PageSpeed Insights など、Web ページの表示速度を気にされるのであれば、汎用的なプラグインを安易に選択するというのはどうかと思います。
また、過去、広く使われていたものも、ブラウザのバージョンアップでサービスが終了してしまったり、セキュリティアップデートで終了してしまったモノは数多あります。それに気づかず機能不全に陥ったままのサイトもないわけではありません。
組み込んだら終わりではなく、定期的にエラーチェックなどを行っていくようにしましょう。
そして、重要な事は、そのページに必要なモノだけ読み込むということが、基本的に大事なことです。極端なことを言えば、全てのスタイルを使用しないのに、CSS ファイルが全サイト共通で 1 ファイルであったり、Jquery を使わないページもあるのに、全ページ共通で JQuery プラグインを読むようにしていたり、もっと言えば、JQuery プラグイン使う事自体が論外で、Javascript で書くべきだ!などの事です。
ここまで考えると、アスリートレベルの対応なのですが、完璧を目指すならばそこまでやりましょう。(著者はそこまで必要ないと思っていますのでほとんどの場合やりませんが、ごく稀にそこまでやる必要があるほど機能がゴテゴテしたサイトもあります。)