共有レンタルサーバーには、思わぬ設定があったりします。
昨今では、非常に低価格、月額数百円から商用利用に耐えられるレンタルサーバーがいくつも提供されており、気軽にサービスを立ち上げることができます。
ただ、当然ながら、そのような廉価で良質なサービスは、複数サイトが 1 つのハードウェアに共存する共用サーバーという形で提供されています。
共用サーバーでは、同居している他のサイトに迷惑が掛からないように、表向きには気づかない様々な制約が掛けられています。こうした裏側の設定は、マニュアルを注意深く読まないと分からない、あるいは、マニュアルにもなく、サポートに問い合わせてみて初めて分かるというものも多いです。
こうした制約は、ただ単に Web サイトを公開して運用するだけですと全く問題ないのですが、Google のツールを活用していくと、色々と不都合が生じることがあります。
例えば、『他のコラムでも取り上げたとおり、デフォルトで海外からのアクセスを制限していることで、PageSpeed Insights が正当に評価されない』、『Google 向けサイトマップで使う XML ファイルを任意に生成できない』、『ファイル圧縮転送ができないので、PageSpeed Insights のスコア改善が限定的にしかできない』など、色々起こりえます。
できれば、本契約前のお試し(無料)期間などを利用して、自身がやりたいことを実際に試してみて、サポートセンターとやりとりしてクリアにしてから契約するといった事前準備をきっちり行うことをお勧めします。