Search Console 検索での見え方レポートにある「Web Light」
「Search Console “検索での見え方” レポートに何も表示されない?」というコラムで列挙したとおり、通常の検索結果以外の枠や仕組みで表示された場合、ここにその結果が分類集計されます。
その中で、たまに見慣れない「Web Light の結果」というものが表示されることがありますが、これはなんなのでしょう。
Web Light の結果とは、Google に接続した端末の回線速度(帯域幅)を Google が勝手に判定し、低速回線で接続しているモバイル検索ユーザー向けには、軽量化したページ(Google 外も含む全ての Wep ページ)に強制的に変換して返すという特殊な検索が行われたことを示しています。
Web Light とは、その変換技術名です。
日本国内では、低速回線で Web 閲覧をするケースは昨今あまりない(とはいえ、いわゆるギガ使いすぎで制限掛かっている状態とか、人口密集度の高い公共の Free Wi-Fi 環境下で使用しているとか、なくはないです。)ですが、この Web Light は、2018年4月頃から Searh Console に登場しており、今でも生きている技術です。
この Web Light で、低帯域幅用にコード変換されるのは、スマートフォンを使用している場合のみです。パソコンやタブレットでは変換されません。また、ブラウザだと、Chrome ブラウザと Android ブラウザ(バージョン 2.3 以上)で、さらに、Google Go からの検索も対象です。
以上の条件を満たした端末(閲覧者)が、あなたの Web サイトを閲覧すると、強制的に Web Light で変換されたページが表示されることになります。変換されたくない場合は、オプトアウトする必要があります。
正直、ごく少数ケースである低速回線利用者まで優遇する合理的理由はないので、特に対応をしなくて良いとは思いますが、Web Light が何かと、どういう状況でそうなるのかは、知っておいて損はないです。