Google Analytics の参照元

『訪問者がどこから来たのか。』『コンバージョンに繋がっている訪問元はどこか。』など、特に広告宣伝を行っている場合は気になる情報ですね。
ただ、Google Analytics における訪問元とは、必ずしもサイトに訪れる直前情報を集計しているのではありません。

具体的に何かというと、訪問が 「(direct)/(none)」や「Direct」(ノーリファラー。URLの直接入力や、ブックマーク、アプリなどから訪問)に該当する場合、遡ってその訪問者が以前にノーリファラーとなる経路以外でアクセスしてきたかを参照し、該当すればその過去の参照元として記録する。というものです。これを、間接セッションと言います。逆に、過去の参照元を遡らず、ノーリファラーはノーリファラーとして判定するのを直接セッションと言います。
『数ヶ月前にやめた広告から、何故かコンバージョンが発生している。』といったことが Google Analytics で見られることがありますが、まさにこれが上記の間接セッションです。
厳密にこれらを分ける必要性がある状況はそれほどない(間にノーリファラーを挟もうが、結局その広告が効果を発揮したとして間違いは無いので)気がしますが、もし分けて表示したい場合には、参照元のレポートで、「直接セッション」というディメンションを設定すれば、間接セッションについては「No」、直接セッションであれば「Yes」として数値を分けて表示させることができます。