たまに見かける canonical の間違い。

SNS 連携や広告判別などパラメータが付くことで、1 つのページ(出力)に対して複数の URL が紐付いてしまうことを避け、URL を統一するために利用する HTML LINK タグの canonical 属性は、SEO 対策として必須のタグかと思います。
ですが、この canonical 属性の値が正しく設定されていないと、むしろ逆効果になってしまうことがありますので、注意しましょう。たまに、以下の様な間違いを見かけることがあります。

  1. 全てのページに、トップページの URL が指定されてしまっている。
  2. 統一したくない複数のページに、同じ URL を記述してしまっている。(統一したくないページを統一してしまっている。)
  3. ほぼ同一内容となってしまっているページ(例えば商品一覧における並び順が違うだけのページなど)を canonical によって統一していない。
  4. 完全な絶対パスで記述していない。(http から始まっていない相対パスである、末尾の / が抜けているなど。)
  5. <head> 内に記述していない。
  6. 複数の canonical を記述している。

 

いずれの場合も、特に CMS のプラグインを導入している場合、設定ミスや、プラグインアップデートによる不具合などが原因で、意図せずはまってしまうことがあります。
また、3 については、完全に制作者自身が気をつけて実装しないと抜けてしまうポイントですね。
たまには確認することをお勧めします。