AMP ページにしておけば Google 対策は安心!ではない。。。

ここ何年かの Google は『マルチデバイス対応、その中でもモバイル(主に Smartphone の意味)が重要。』『コアウェブバイタルと呼ぶ、ページ表示、操作における速度的快適さが重要。』ということを言い続けています。
言っているだけではなく、Mobile-Friendly Test、PageSpeed Insights などのツールや、AMP といった技術を開発提供し、ウェブマスターが実践できるようにしてもくれています。

これらツールや技術を正しく使う事で、検索結果からの集客を増やす取り組みが昔よりも簡単にできるようになっています。
ですが、この『正しく使う』ということを忘れてはいけません。今回のコラムの表題の通り、PageSpeed Insights などのコアウェブバイタルを計るツールにおいて、AMP 技術は最強のベースではありますが、何も考えずページを AMP コーディングすればいいというわけでは全くないことをご存じない方が多数いらっしゃいます。

なんとその数、AMP を導入しているサイトの 40% もいます。

この数字は、私が勝手に言っているわけではなく、AMP 公式ブログの記事(https://blog.amp.dev/2020/11/10/create-great-page-experiences-with-amp/)内で記載されている数字です。

抜粋して日本語訳すると

“AMPドメインの 60% が Core Web Vitals メトリックに合格しています。(「合格」とは、ドメインのページの 75% が合格したことを意味します)。”
(https://blog.amp.dev/2020/11/10/create-great-page-experiences-with-amp/ から引用)

ちなみに、上記に続いて

“非 AMP ドメインの同基準での合格率は 12% です。”
(https://blog.amp.dev/2020/11/10/create-great-page-experiences-with-amp/ から引用)

とも記載されています。つまり、AMP コーディングされたページは、そうでない(HTML の)ページより、Google の評価視点に合致している可能性は遙かに高いが、相対的な話でしか無い。ということです。

ですので、AMP 化を行ったのであれば、以下のツールでテストをして、その実装が目的に適うものであるかを必ず評価することをお勧めします。

AMP Page Experience Guide
https://amp.dev/page-experience/

AMP Page Experience Guide

ちなみに、有名なサイトでも結構ひっかかってますから、『ウチは大丈夫!』なんて軽々しく言えないかもしれませんね。

何かしたら、それを(目的を達する手段であったか)検証するという一連の行動を必ず採るようにしましょう。