ベンチマークサイトの選び方
アクセス解析において、どんな分析や計算を行おうとも、結局のところ、良いのか悪いのかという結論に至ることが重要です。
企業活動は、常に成長を目指していく訳ですから、何かと比較してその結論を得ることが一般的でしょう。前年より、前月よりという期間の比較は当然です。
そして、より良くするためには、他社との比較、ベンチマークサイトを選定し、そこから改善の余地を得ることも重要です。
このベンチマークサイトを、皆さんはどのように選んでいますでしょうか。もし、単純に競合他社の内、事業戦略上ベンチマークしているところという視点である場合は、注意が必要です。
なぜならば、そこを真似することが難しいからです。確かに、リアルでも衝突する他社、自社よりも一歩先を行っている他社を見ることは重要です。しかしながら、『あのライバル会社が Webサイト上に●●というキャンペーンを展開しているから、当社もそのキャンペーンをやるぞ!』とはなかなか行かないですよね。バレバレのパクリですし、プライドもありますしね。
そこで、ベンチマークサイトを選ぶ場合は、以下の様な視点を持ったサイトも選ぶ必要があります。
- 素直に良いところを受け入れられる距離感にある同業他社を選ぶ。
- 自社よりも遙かに大きな規模の同業他社を選ぶ。
- 自社が課題と感じている活動に対して積極的に取り組んでいる異業界の会社を選ぶ。
- 完全に見下している規模や業界の会社は避ける。
身も蓋もなく言ってしまえば、客観的に色眼鏡無く見られる相手を選ぶということですね。
良いものを良いと言えて、取り入れてみようと思える下地を作るのは、きれい事を抜きにして、最も重要なことです。