Google Analytics オーガニック経由と Search Console 検索クエリ合計の数値が合わない。
「Google Search Console クリック数の合計と検索クエリの合計が合わない!?」というコラムを以前執筆しましたが、今回は、Google Analytics オーガニック経由と Search Console 検索クエリの合計数が合わないという件についてです。
そもそも Search Console も Google Analytics も、表示される数値はサンプリングデータですので、実数ではありません。また、このツール間でサンプリングのされ方も異なります。
これによってツール間での誤差が出るのですが、これだけでは説明が付かないほど、Google Analytics のオーガニック経由と数値の乖離があることがあります。これは何故でしょう。
最も大きな原因のひとつは、Search Console がカウントする対象に、Google の検索結果に認識されているページを必ずしも含んでいないということです。
Search Console がカウントするのは、あくまでも、カバレッジレポートに有効として記録されているページだけです。一方で、Google の検索結果には、カバレッジレポートに含まれていないページも表示されます。
つまり、Search Console に正しくサイト全体が認識されていないと、得られない情報が増えてしまうということです。Search Console の大きな便益の一つが来訪キーワードを知ることですので、是非、サイト構造の整備、Google サイトマップの活用など適切な対応により、カバレッジレポートへのサイト実態の反映率を限りなく 100% に近づけるようにしましょう。