いくらアクセス数を増やしても問い合わせが増えない!
これまで一連のコラムで、Webサイトのコンテンツを追加更新し続け、検索結果から流入を増やそうというようなものをいくつか執筆してきました。当サイトのコラムも、当然それを狙ったものです。
コラムの質云々は抜きにして、こうした単なる読み物、ノウハウ物は、よほど考えられたものでない限りは扱う製品・サービスに直結する様な内容になるとは限りませんし、知りたい方が必ずしも見込み顧客であるとも言い切れません。
単に訪問者を増やせば自動的に成果も増えるというのは、間違いでは無いものの効率的というにはまだほど遠いということを認識してください。まだやるべきことがあります。
それは、問い合わせに限らず、Webサイトにおける成果到達点にたどり着く方に関する想像力を働かせることです。問い合わせを行うのは、どういう条件が揃ったときでしょうか?その条件は、ランディングページになったコンテンツだけで満たすことができるのでしょうか?
これは、広告とランディングページの関係においても同じ考えが必要です。訪問者がどういう課題とその検討状況で接触をしてくるのか、そして、受け皿になるあなたのコンテンツは、その方にどういった心境、態度、状況の変化を与えるのかをできるだけ単純に考えてください。
そして、それで問い合わせを行うということに直結するのかを考える必要があります。
足りなければ、ランディングページにおいて、次に何をしてもらえればもう一歩あなたに近づいてくれるのかを考え、実行しましょう。例えば、次に情報をこちらからプッシュするために、メルマガに登録してもらったり、プッシュ通知に同意したもらったりする仕掛けを(もちろん、それを受け入れるだけの理由を掲げた上で)用意する必要があるかもしれません。
こうした、綿密に訪問者とコンバージョン地点の距離と道のり、そこを進んでもらうためのガイドラインを作ることが、Webサイトを作ることであり、いわゆるナーチャリングの一つの具体的な事例と言えます。
コンテンツを増やして集客は着実に増えているとしても、問い合わせが全く増えないなんて事は良くあることで、逆に言えば、そのバタフライ効果を皮算用に折り込んでの取り組みは、苦痛になってしまうことの方が多いでしょう。何事も過度の期待は禁物です。一歩一歩計画を積み上げる努力をしましょう。